いんたびう

兼ねて依頼を受けていた日本の新聞社の雑誌取材だ。
18:00に、待ち合わせ指定の市内のホテルへ。

写真を撮らせてもらうかもしれない、とのことだったが、「ワシは日本国籍だが台灣でやっているわけで、まともなカッコはしませんよ。」と事前に申し上げておいた。
なんと「もちろんありのままでOK」とのことだったので、今日は悪天候でもあるのでポロシャツ短パン裸足サンダルで行こうかと思ったんだが、今回の記者殿は初来台とのことであり、『チャイワン』なる耳慣れぬ言葉を使っているので台灣の自営スタイルをいきなりさらすのはあまりに失礼かと思い、タックなしスラックスと柄シャツに少しだけランクアップ。でも裸足サンダルはそのまま。

で、到着後はまずホテル内で写真撮影だそうで。
なんか結婚写真みたいにいろいろ撮られた。たくさん撮って選ぶんだろうな。
そういえば過去受けた新聞・雑誌の取材では写真掲載されたことはなかったなぁ。撮られたことは1度だけあったが。これだけ撮られると掲載して欲しい気もしてくる。

続いてそのままインタビュー。
基本的には過去の経歴実績と考え方が中心。
やはり、記者殿自身が知っていることもあるせいか大企業所属時代で聞かれることが多くてちと困った。ワシのベース的知識や考えは中小企業所属時代と自営時代についたものなんだけど。
もし記者殿がこのエントリをご覧になることがあったら、是非この点お含み戴きたい。

ま、しっかり伝えきれた自信はないまま2時間弱のインタビュー終了。仕方ないよな。20年近い経緯を2時間で説明しきれるはずもないというもの。

さて続いて夕食兼写真撮影追加分。
なんでも、ローカルチックなところでの日常的撮影をしたいと思ったが今日は悪天候なのでコーディネータに相談したら屋根付き夜市として華西街を紹介された、とのこと。
わはは、ちょっとだけやるじゃないかコーディネータ。
カメラマン殿がロケーション探しで一人先行する、とのことでインタビュー序盤で出発されたので、「あそこはねー、ちょいとおもしろいもんが見られますよ。あえて語らないので行ってみて驚いてみてくだされ。」と言っておいた。大型カメラ2台に三脚背負ってデカバッグ持って解体ショーにあたれば、そりゃおっちゃんとしては彼をとっ捕まえて生き血や肝臓を飲ませるはず。

んで記者殿とワシは20:00ちょい前に移動開始。
華西街到着後カメラマン殿と合流。カメラマン殿、あまたある蛇屋には気づいたものの、悪天候で人が少なく解体ショーはなかったそうだ。なんと・・・無念。
人の多い場所でほっつき歩いているような感じを撮影したかったそうなのだが、とかく人が少なくて難しい。この天候じゃなぁ。門前の露天屋台も全く出ておらず閑散としたもの。
そんでも奥の食い物屋エリアは飯食っている人もいて、そこで撮ろうと。
しかも、その道端テーブルの、出張者にはあまりに小汚い店で夕食にして魯肉飯とか蚵仔煎とかに挑戦したい、と仰るのだな。
やぁもちろんそりゃ大歓迎、なんか高級レストランとかあんまり美味いと思えないし。しかしそれで良いのか、と思いつつも我が燃料である魯肉飯とか蚵仔煎とか、本当に普段食っているものを注文。
しかし魯肉飯、予想外に大ウケでお代わり要求も戴いた。これは嬉しかったぞ。蚵仔煎も好評を戴いた。やっぱりソースは甘くない版のほうが評判良いな。
日本語使い3人が写真撮りながら準ジャンクフードなど食していると目立つわけで、店のおっちゃんがテーブルに来た。で、食っているところとかおっちゃんと語らうところとか撮影。

続いて、やっぱり人が多いところを探したい、ということで龍山寺へ。

まぁここも悪天候なのであまり多くはいないのだが、それでもそこそこ参拝者が居たので邪魔にならない程度でちょいと撮影。

説明を兼ねて、半月型の木片を投げて祈祷するアレもやってみた。龍山寺といえば月下老人、縁結びでメジャーだが、業務受注も言ってみれば人とのつながり、縁結びといえなくもなかろうと題材は明日からの出張での受注祈願。
お告げは、出張中に決めてくるのはダメだが来週契約させたる、とのこと。わーいやったね。
・・・あぁ、もちろん事実は1回目の出目がNGだったが、「いやいやここで諦めずに言い訳つけてもう一回投げるんですわ」と説明して2度投げた結果だぞ。

以上で終了。ワシは江子翠站なのでここから1駅なわけで、ここで辞去させて戴いた。

帰りにオフィスに立ち寄り、出張準備を兼ねてMailチェックしたら、小口だが1件半導体調達の注文書が入っていた。
おぉ! これは小口でも後につながるとっかかりとして重要なのですごく嬉しい。出目とは違うが、龍山寺、なかなか霊験あらたかじゃないか。
明日からの出張のモチベーションが上がったぞ。

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いんたびう への2件のフィードバック

  1. はな のコメント:

    機上の人でしょうか?今頃は。
    記事楽しみです!10月ぐらいでしょうか?
    出るのは。。

  2. Pote のコメント:

    はな様こんばんは。

    > 記事楽しみです!10月ぐらいでしょうか?

    あ、時期は聞いておりませんでした。記事原稿があがったら知らせてくれるとのことだったので、それならOK、と流してしまいました。
    朝日新聞AERAで年2回出す別巻的雑誌の台灣・中国特集なのだそうで。
    原稿を見せてもらえるそうなのでぼーっとしておりますが、出たらここに挙げている内容と合わない部分など無いか立ち読みなどで確認いただけますと幸いです。
    ちなみに写真がありそうですが、エントリ通り台灣風の貧相なおっさんであります。そこはスルーしてくださいませ。

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