室内トイレ記憶完了

性格と頻尿を利用して、9歳になった今になって再開してみた犬のトイレ仕込み、無事成功なり。
今週頭、つまり一昨日から玄関前に敷いたシートを窓際定位置に戻したところ、

一昨日 : 痕跡なし
昨日??? : シートに小放尿
今日??? : シートに大放尿

OK成功。身についたであろう。
これで膀胱炎など要らぬ病気の心配も減るというもの。

うちの犬は子犬のころはつくづくアホで、叱りつけても効きゃしなかったのでした。
必須のしつけは蹴りとばしたりして何とか教え込んだものの、トイレは無理であった。

なぜそんな虐待を疑われるような教育をしたかといえば、
– しつけを諦める : ありえない。望む望まぬに関わらずヒトに飼われている以上社会に適応せねばならない。
– 言い聞かせる : 5歳くらいまでしっかり育ってもせいぜい理解は2,3歳児程度。無理。
– 褒めて伸ばす : しつけは褒めてするもんじゃない。主の権限の及ばぬところでは守らなくなる。
と、こういった今までの経験から。動物は動物、本分に合うようにやらにゃ。

しかしそんなチビのころの苦労の甲斐あって、成長後は今まで飼ってきた動物の中でもっとも聞き分けよく手のかからぬ犬となってくれた。
が、排便に関しては、
– 叱られることはしたくない
– 自分の居場所に排便したくない
– 自分の居場所は屋内全域
ということとなってしまっていて、散歩までひたすら我慢という行動を今までとってきていた。

子犬のころに、
1 : 家族のいる居間一室に閉じ込め、床全部にシートを敷き詰める。
2 : どこに放尿しようとも、シートの上でしたということで褒めたおす。
3 : シートのある床を徐々に縮小。
4 : 最後1枚のシートの上にしたら完了。
というやり方を何度かやったんだが、アホなのでどうにも覚えなかった。

今回の方法はこれと同じ考え。
頻尿で耐えきれず、外に出たくて玄関ドア前に行くが出られないのでそこで力尽きる、という経緯であろうということで、
1 : 玄関前一面にシートを敷き詰める。[初日]
2 : 帰宅後、どこかシート上にやらかしていれば褒めたおす。[5日目くらいまで]
3 : シートを1枚に縮小。[10日目くらいまで]
4 : 任意の場所にシートを移動。[13日めあたり]
こんな具合に教え込んだわけだ。

いやはやもう老齢なのでトイレ教育は諦めておったが、やはりこれからますます老いるのでどうするか困っていたので非常に助かった。
きっかけは病気(っぽい)だったが今は問題なくなっているし、得るものは大きかったのでまぁひとまず良し。
しかし次回の注射のときには検査を依頼したいところだな。